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- これまで訪れた「鯨の墓・供養塔」-
*実際に訪れたものについて記載しています
臼杵市大浜松ヶ鼻
「鯨塚」
8月の調査時、偶然見つけた「鯨塚」
津久見島を祀るかのように
ただ、赤い鳥居が立っている
鳥居の周辺には猫たちが集まり
毎日、地域の方がご飯をあげている様子
地域の方にお話を聞いたところ
大浜に打ち上がった鯨に対して供養の意を込めて
個人の方が鳥居を建てたらしい
またすぐ近くには「鯨の墓」と書かれた
石墓と灯籠が置かれており
ひっそりと佇んでいる
臼杵市大泊
「大鯨魚寶塔」
4月の調査時、町のはずれで見つけた「供養塔」
明治三年(1870年)二月一日に打ち上げられた
大鯨の”いのち”を頂き、村が救われた感謝を
忘れぬよう、翌年の明治四年二月に建てられた
臼杵湾を囲むように
こういった石碑や供養塔が多く存在し
当時、打ち上げられた大鯨の骨やヒレを
大泊のいくつかの家で保存されており
この塔の下にも
鯨の骨が埋められている
臼杵市中津浦
「中津浦蛭子神社内・鯨墓」
2023年2月1日の「鯨の法事」に参加後
供養塔や鯨墓のリサーチをしていた際に発見。
大浜に隣接する中津浦地区にある
「蛭子(えびす)神社」
外洋から訪れる鯨に
えびす(恵比寿様)の神格が重ねられ
鯨を「えびす」と呼んで神格視しながら
受動捕鯨として資源利用していた地域でもある
調べによると「金銭」での
鯨への感謝の意を込められているらしい
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